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深沢眼科院長
上井 文瑛 先生
世田谷の閑静な住宅街にある深沢眼科 院長 上井文瑛先生をお訪ねしました。
「ものもらいを繰り返している患者さんや、目もとの脂詰まりや目やにの多い方にお勧めしています。薬を使わずに予防ができるようになりました」とお話しいただきました。
さらに「まつ毛が伸びた」体験も!?
住宅街なので、お子様からご高齢の方まで、徒歩で来られるか、自転車でいらっしゃるような、本当に地域の皆様に育てていただいているかんじです。疾患としては、手術などの専門的な治療はそれぞれ専門施設をご紹介させていただいていますので、術後のフォローアップや、あとは前眼部疾患で、たとえば結膜炎や季節のアレルギー、学校検診の時期には視力関連。学童期の眼鏡や近視など。ドライアイも増えていますね。
若い世代ではコンタクトレンズの長時間装用でドライアイになられている方は多く感じます。30代後半から40代になると、目に何かしら問題があって乾いてしまうという方が多くなるように思います。ドライアイは個々に異なることが多いので、目を診るだけではなく、その方の職業やライフスタイル、いつの時期に、どんな症状が出るかなど、お話しをよく伺いながら、原因や背景を探っていきます。
中高年の男性で、べたべたするのが強い方や、マイボーム腺機能不全の方も目立つので、詰まっている脂を取ってあげたあとにご自宅でケアしていただきます。あと、ものもらいを何回も繰り返す方が何人かいらっしゃいました。以前、アイシャンプーがなかったときは、「温めて拭き取ってください」とお伝えするのですが、なかなか皆さん実行できないんですね。薬でもすっきり治りきらない。薬を続けているうちはいいのですが、やめてしまうとまたもとに戻ってしまう。ベビーシャンプーを薄めて使ってくださいと言っても、やはり沁みますし、なかなか実践できないので、どうしたものかと思っていたときに、アイシャンプーを知って、ああ、これ、すごくいいなっと思って取り寄せました。
薦めたいと思っていた患者さん皆さん、リピートされて継続されています。女性の方ではとくに目に問題がなく、まつ毛を伸ばしたい目的で使われていることもありますが、副作用がないのでいいですね。私自身もロングを使用していて、実は、まつ毛が伸びたみたいです。ビューラーでまつ毛を挟むと、まつ毛の立ち上がりが長くなり、ロングの効果を感じます。
はい。あと、ご高齢の方にもお薦めしています。結膜炎ではないのですが、朝起きると目やにが出るとか、目がくしゃくしゃする、という方は多いので、そんな方にお勧めすると、すっきりしていいと続けてくださいます。目薬を処方するのが減りますね。最初は抗菌薬をお出ししたりしますが、同時にアイシャンプーで目もとを洗ってもらうと、だんだん薬がいらなくなってきます。洗い方を、ここで私が実際に見せてあげて、「こうやって、まつ毛の根もと、フチを洗ってください~」と実演して教えています。「ほら、目に入ってもぜんぜんしみないから安心して洗ってください~」と(笑)。アレルギーの時期に出るような目頭の目やになども、朝方、アイシャンプーをしておくと、昼間は目立たなくなるような気がします。まつ毛についた花粉がとれるのでしょう。アレルゲンが目の中に入らないようにするのはよいことだと思います。
本当にそう思います。歯で例えれば、歯間ブラシと同じだと思います。以前は歯磨きだけだったけれど、今は、歯と歯茎の健康のために、歯磨きプラス歯間ブラシで歯と歯の間の汚れも取りましょう、と。目もともそのひと手間なんだろうなと思います。きっとこれから日常の習慣として浸透していくのではないかと期待しています。
※2018年11月発刊 アイシャンプー通信Vol.3より抜粋
深沢眼科
院長 上井 文瑛 先生
〈経歴〉眼科専門医。日本大学医学部卒業後、日大板橋病院にて臨床研修。その後、日大付属駿河台病院眼科、東京都立府中病院眼科、海谷眼科等を経て、2011年に深沢眼科開業。〈医院紹介〉グリーンで統一された院内。「来てよかった」と思えるようなクリニックにしたいと上井先生。