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Interview 06

北里大学北里研究所病院 眼科部長

川北哲也 先生

角結膜疾患(ドライアイから重症瘢痕性疾患まで)、角膜再生医療など、眼表面診療のエキスパートである川北哲也先生に"眼瞼縁炎とリッドハイジーン"について解説いただきました。

“目もとが汚れているタイプ、慢性的に繰り返す眼瞼炎にリッドハイジーンを推奨します。”

眼瞼縁炎を含めた眼瞼炎の治療は、ほとんどが抗菌薬かステロイドによる治療です。一部のウイルス感染やアトピー性の例を除いて、多くは原因がよくわからず、薬剤にも反応しない難治性のものも多いのが現状です。抗菌薬をあまり長い間使用するのは良くありませんし、ステロイドも著効することがありますが、漫然と長期に使用すると免疫力を低下させますから、逆に症状を悪化させることもあります。炎症を起こす要因となっている菌やアレルゲンを洗浄により減らすことは、理にかなったケアであり、薬の治療効果を高める、また治療終了後の再発予防にも、非常に重要といえます。

繰り返す慢性眼瞼炎、慢性結膜炎にも、目もとの洗浄はリスクが少なく、患者さんにとっても負担が少ない推奨できるケアの方法といえるでしょう。

白内障手術後のリッドハイジーンも重要です。

また、白内障手術のあと、目もとが汚れて眼瞼炎を起こす例もよくあります。手術後に、「目もとを触らないでください」と指導します。すると、洗顔がOKになっても、目もとを怖がって洗わない患者さんがけっこういらっしゃいます。すると、フケや眼脂などがたまり、不衛生になり、そこにデモデックスが繁殖してしまう場合があります。ですので、白内障の術後の経過にもよりますが、術後2~3週間経過したら、目もともきれいに洗うように指導しています。

眼瞼縁炎の症例で、まつ毛ダニが繁殖している可能性はどのくらいありますか?
その特徴はありますか?

まつ毛の根部に、フケのようなものがたまっている場合、デモデックスがいる場合がかなり見られます。まつ毛の毛穴の奥の方にいたり、マイボーム腺にいる場合もあります。まつ毛の根もとがきたない場合、かなり高い確率であると言えると思います。私が日眼誌に報告した例では、抗菌薬とステロイド軟膏で改善しなかった片眼性眼瞼縁炎10例(男性7、女性3)で、10例中、8例にデモデックスが確認され、目もとの洗浄によってデモデックスが減少するとともに、症状が改善されました。

目もとが汚れやすい方は、どんな方ですか?

男性が多い傾向で、皮脂の多い方は汚れやすい印象です。実は、人体の中で最も大きな脂の分泌腺がマイボーム腺です。マイボーム腺の健康な脂は透明でサラサラしていますが、加齢、脂質の代謝異常、生活習慣などにより、脂質が変質して、黄色く濁ったり、泡状になったりします。そういった方には、食生活の改善や、ラクトフェリン、EPA/DHAなどのサプリメントの摂取もおすすめすることもあります。

目もとの洗浄を勧めるときに、注意することはありますか?

皮膚や結膜の炎症が強い場合は刺激になるかもしれませんので、無理をせず、症状が落ち着いてからの洗浄でもよいと思います。そして、強くこすらないように、手脂を清潔にしてから、指の腹で優しくなでるように目もとを洗うことを指導しています。

※2020年3月発刊 アイシャンプー通信Vol.5より抜粋

profile

北里大学北里研究所病院 眼科部長 川北哲也 先生

1995年 金沢大学医学部卒業。2000年 名古屋大学にて医学博士の学位取得。2002年~05年 アメリカに研究留学(Ocular Surface Center,Miami)。2005年~07年 東京歯科大学市川総合病院眼科 講師。2007年~16年 慶應義塾大学医学部眼科 専任講師。2016年より現職。

専門は角結膜疾患(ドライアイから重症瘢痕性疾患まで)、角膜再生医療など、眼表面診療のエキスパートである。

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